社労士と行政書士のダブル受験体験記

2023年に合格を目指すブログです。

★★★★ローマ帝国 ユリウス・カエサル:ローマ支配

ネットフリックスオリジナル作品

世界史には疎くて断片的な知識しかなかったのですが、映画で観ることができて人間関係やそれぞれの思惑などが分かってとても学びになりました。「賽は投げられた」「ルビコン川を渡る」「ブルータス、お前もか」などという言葉は聞いたことがありましたが、英語読みでジュリアス・シーザーと呼ばれる彼が世界史上でも3本に入るくらいの偉業を成し遂げた人物だったことは初めて知りました。

 

1.長い下積み生活
2.自分の強みを理解する
3.民衆のことを考えて行動する

 

カエサルは元々軍人からスタートし、長い戦場生活を送っていました。そこで少しずつ頭角を現してくるのですが、「継続は力なり」と言われるように一つの分野で傑出した才能を見出したからこそ上に行くことができたのではないかと思います。

作品の中でカエサルは「政治をするよりも戦う方がシンプルだ」と語っており、苦難の戦いの末、領土を獲得して戻ってきました。何をなすべきかを理解していると迷いもなく、一直線に行動できるのだと学びました。

エジプトに遠征中にローマが食糧不足などで混乱した時、カエサルはその危機を救ったうえで国内の政治体制を再構築して自信は独裁官へ就任しました。自分の利益を優先したこともありましたが、民の生活を守ってきた偉業がたたえられました。


太陽暦を見直して7月に自分の名前を冠したこと、「カエサル」の名前が皇帝を表す言葉になったことなどは彼の業績がどれだけすごかったのかがよく分かります。カエサルによって共和制の崩壊を恐れた元老院議員らによって暗殺されてしまうのですが、そのことで内乱を招いて結果的に共和制から帝政に移行してしまったのは皮肉的な出来事でした。


人は力を持てば富や権力を求めてしまうのでしょう。しかし、自分はそれで良くても客観的に見ればむなしく映りました。どのように生きるべきかを改めて考えなおすきっかけともなりました。