★★★★★マイ・インターン
ロバート・デニーロ演じるベンは４０年ビジネスを経験した後、インターンとしてアパレル会社へ入社する。日本で言えば定年退職後の人材が研修生として働くということになるが、もしかしたら今後はこういうことも起こりうるのかもしれない。ベンは女性CEOのジュールに認められ、運転手から出張に同行するビジネスパートナーとして活躍する。朝ジュールを会社に送る前に彼女の娘の面倒をみたり、彼女の夫が浮気したときに相談相手になったりと、プライベートでもなくてはならないパートナーとしてありつづける。
親以上に世代の異なる人と一緒に過ごすことで、自分にはない様々な価値観を得ることができる。しかし、与えられる側はそれらを受け入れようとするだけの謙虚さが必要なのだと感じた。逆に与える側も相手の様子を観察して、何を与えるべきなのかを見定める必要があるのだと感じた。お互いが共存し、より良くどう生きるか？を考えさせられた作品でした。
