★★★★インビクタス 負けざる者たち
昨年のラグビーワールドカップで南アフリカ共和国が優勝しましたが、1995年に初優勝したことは知りませんでした。そして、この出来事こそが南アフリカを一つにしたことも。
モーガン・フリーマン演じるネルソン・マンデラは27年間の投獄を経て、南アフリカの大統領になりました。マット・デイモン演じるキャプテンのフランソワ・ピナールを呼び寄せ、勝つためには何が必要かを問いかけます。
「全員をやる気にさせるにはどうするか?」
という問いはラグビーのメンバーだけでなく、国全体にとっても必要な課題でした。タイトルにもあるように、負けずに勝ち続けることで国は一つになっていきました。
「会場に来た6万人だけではなく、国民4200万人の応援があったからこそ優勝できた」
というセリフ、そして世界一の栄冠を勝ち取った国全体の盛り上がりには心を打たれました。ちなみに、この展開はマンガ「Rookies」とも重なる気がしました。やる気を持てずにくすぶっていた不良たちが一人の熱血教師と出会い、野球を通して夢を実現する素晴らしさに気づいて絆を深めていく。
自分もこれから何かを成し遂げるときは、周り全体を巻き込んで一つの志を共有してそれだけに一生懸命になれるように経験を積みたいと思います。