社労士と行政書士のダブル受験体験記

2023年に合格を目指すブログです。

★★★★NY式「超一流の営業」の基本

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NY式「超一流の営業」の基本

バンク・オブ・アメリカBOA)で全米営業成績1位となった日系アメリカ人が書いた営業の本です。ニューヨーク(NY)はアメリカの中でも別格に素晴らしい人間が集まっていること、その中で自分という人間を認めてもらうにはどうすればいいかが書かれた貴重な一冊だと思います。

 

営業以前の「人間力」を見てもらうため、素の自分を出さないと信用されないというのはよくわかりました。意外だったのは、正確にこなそうとするあまりに周りに厳しくなってしまうのは良くないということです。

 

----------------本書p23より------------------

 トレーシーは、それぞれのチームメンバーに異なる対応をしていた。ある人には丁寧に説明をし、ある人には話す時間より聞く時間を多めにとっていた。話し方も、振る舞い方も、指示の仕方も、すべて人によって変えていたのだ。

 その結果、彼は相手とスムーズに意思疎通ができており、各メンバーは心地よく働くことができているようだった。なにより、みんながトレーシーに好感を示していることがよくわかった。

 つまり、トレーシーは優れたマネジメント能力を発揮していたのだ。

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自分から見ると不真面目にしか見えなかった彼だったが、よく観察してみると周りから信頼を得るためにいろいろな努力をしていることが分かったそうです。

 

もちろん、仕事によっては完璧でなければならないこともあるでしょう。そのミスは直さなければなりませんが、どのようにして直してもらうかを相手に伝えるときもひと工夫必要なのだと思います。

 

あとは営業に限らずですが、「相手の求めている価値を提供できるかどうか」を常に考えて行動することが大事なのだと改めて学ばせてもらいました。