社労士と行政書士のダブル受験体験記

2023年に合格を目指すブログです。

★★★★★天使のくれた時間 THE FAMILY MAN

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天使のくれた時間 THE FAMILY MAN

 

クリスマスに見た夢?とも思える話ですが、生きていく上で何が大切なのかということを教えてくれました。もしあの時に違った選択をしていたらどうなっていただろうか・・などと考えた経験はありませんか?ニコラス・ケイジ演じる主人公のジャックが、恋人のケイトと空港で二人の将来について話すシーンから物語は始まります。

 

ロンドンで銀行員の研修を受けてビジネスで成功することが大切だと語るジャックに対し、二人で一緒にいることが第一で仕事は二の次と反論するケイト、ビジネスで成功したジャックがクリスマスの夜に出会った黒人の男性に導かれ、「もし、あの時ロンドンに行かずに二人で一緒にいたら?」という人生を経験します。

 

慣れない子育てに悪戦苦闘し、やりたくもないタイヤのセールスをさせられるという生活にジャックは戸惑いました。しかし、それは誰もがうらやむハッピーな人生でもあったのです。相手を慈しみ大切に思う気持ちを学び、「愛してる」と自然に出た言葉こそがケイトの待ち望んでいたものだったのです。

 

別な見方をすれば、夢を追い続ける男に対して現実を直視する女のストーリーということもできるかもしれません。個人的には、男は生来的に夢追い人のような気がしますが、それが生きがいなら夢を追い続けて生きていきたいと思います。

 

ここで好きなシーンを一つ紹介します。

 

元の人生では投資会社の社長を務めているジャック、ナンバー2にアランという名の男がいました。妻のことをいつも気にかけていて、仕事に対してもどこか頼りなさげな印象がありましたが、夢見た人生では社長を務めており、攻撃的で自信のある印象でした。

ジャックは元の人生と同じ投資会社で働きたいと会長に直訴し入社を認められますが、該当のシーンはその後のジャックとアランのやりとりです。

 

アラン:会長に取り付いて職にありついても、会長ほど飽きっぽい男はいない。私が社長でいられるのは努力の成果だ。タイヤのセールスマンにかき回されてたまるか。会長から離れておとなしくしてればしばらく雇ってやる。分かったか?

ジャック:(笑い声)アラン!お前変わったな、驚いたよ。マジで感動した!成長したな。

アラン:話はついたのかな?

ジャック:よくわかったよ。

アラン:結構。(不思議がる様子)

 

普通こういうことを言われたら、腹が立つかもしれません。しかし、両方の人生を見ているジャックはアランの変貌ぶりに驚き、称賛しています。大所高所からの視点を持つことと、常に余裕のある対応を心がけるこの対応は見事で、実生活にも応用できそうだなと感じました。