社労士と行政書士のダブル受験体験記

2023年に合格を目指すブログです。

★★★経営はロマンだ! 小倉昌男

1918年(大正8年)に創業した大和運輸の2代目として生まれ、現在はインフラとなっている「宅急便」の創設者となりました。第二次世界対戦の最中に東大へ入学し、激動の時代を生き抜いて世の中に貢献してこられたことへ尊敬と感謝の思いです。結核を患い、結婚を考えていた方と別れなければならなかったのはさぞかし辛かったことでしょう。

 

大口配送から一般家庭を対象にした小口配送への切り替えは大きな転換点だったのでしょう。今まで築いた財産を捨てて新たにスタートさせるには相当の覚悟が必要だったのではないかと考えられます。「自分は町人だ」と言っていた通り、配送路線拡大のために運輸省とかなりやりあったのは既得権益を傘にきる官僚への反発心もあったのでしょう。

 

引退後は福祉活動に携わり、「障がい者に10万円の賃金を払うべき」という話は印象的でした。そこまでの仕事ができていない批判もあるでしょうが、障がい者が付加価値を生み出せるように経営者が努力すべきなのだと思います。

 

戦後の復興期から現代につながるインフラを築いた先駆者として、ヤマトの思いを胸に刻みたいと思います。