社労士と行政書士のダブル受験体験記

2023年に合格を目指すブログです。

★★★★★ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

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ハゲタカ2.5 ハーディ(下)

 

日光、パリ、中国を舞台に様々な思惑や謀略が交錯し、松平貴子とミカドホテルを巡った事件が次々と起こっていくのに引き込まれていきました。

 

物語の展開上仕方ない部分もあるでしょうが、中国を悪役に仕立てているのを感じました。共産主義国家で法律が通用しない国なのは間違いないでしょうし、見えない部分は想像するしかないですが、これらのハゲタカ作品を通して自分の中国に対するイメージもだいぶダーティーなものになった気がします。

 

現在は次巻の自動車会社買収の話を読んでいますが、このハーディ下が伏線となって中国を舞台に話が展開しているので、そちらも目が話せません。というよりは、次巻の話を作ってから伏線になる話を用意していったのかもしれませんが。

 

攻防の展開が長かったせいか、あっさりとエンディングを迎えてしまったかのように感じました。他の巻でも散見されますが、ハゲタカでは決着がつくまでのプロセスの方に重点を置いており、結果はあっさりと終わってしまう印象を持っています。