★★★★シェフ三ツ星フードトラック始めました
レストランのシェフとして働いていた頃はどこか窮屈な印象だったが、それがトラックの移動販売を始めた途端に楽しく仕事をしているように感じた。
献立を自由に決められなかったり、スタッフ全員をマネジメントしなければいけなかったりと何かと制約が多かったのかもしれない。そこに加えてブログで叩かれて評判を落としたことで仕事を追われる。「どん底に落とされた」と言っていたが、よくそこから這い上がれたなと感心してしまった。
家族との関係にも注目だった。離婚した妻と住んでいる息子とも定期的に会ってはいたが、どこか生きる意味や目標を失っているように見えた。しかし、トラックで一緒に仕事をすることを通して生きる喜びを見いだしたように思う。学校があるからと一旦は突き放すものの、一緒に過ごした時間が忘れられずに再度呼び戻すシーンは印象的だった。
また、現代のマーケティング手法としてyoutubeやツイッターを息子が主導して活用していたのも象徴的だったし、１０歳の子供でもビジネスに携われるのは、誰にでも同じチャンスが与えられているということだろう。
お客様に最高の商品やサービスを届けることを前提として、それを楽しんでやること、そしてネットを使って告知することがビジネス成功の要素なのだと改めて学んだ。
